先日よりご相談いただいていた子ども部屋の間仕切りが先日完成し、設置されました。
小学生姉妹の部屋を2つに分け、それぞれの個室とするための間仕切りです。
「収納力を多く確保したい」
「今後姉妹の学年が上がっていっても対応できるデザインが良い」
「圧迫感を極力小さくしたい」
など、ヒアリングでは様々な要望をお話いただきました。
それらの希望に対して最適な答えを模索しながら、素材や色の検討も含めて数回打ち合わせを重ねてきました。
完成した間仕切りを見る姉妹の満面の笑顔は、設計者への何よりのご褒美でした。
反対の面も同様の棚やディスプレイ、姿見、扉付収納が設けられています。
棚の奥行きは数種類あり、背板を両側で共有しているので、収納力の高さと間仕切り壁の薄さを両立しています。
背板がペールカラーに色づいた部分はマグネットシートが貼られていて、写真を貼ったりお気に入りの小物を飾ったりできるようになっています。
早速、姉妹其々「どこに何を飾ろうか…」と試行錯誤がスタート。
写真中央の楕円形の飾りは「ご竣工祝」のプレゼントです。
今回の姉妹への「ご竣工祝」は、fugueさんとのコラボレーションプレゼントとして企画したものです。
fugueさんは、木と天然石で一点物のアクセサリーをデザイン・製作されている方です。
以前縁あって作品を目にした時、木や石がとても生き生きしていて、素材一つひとつが本当に大切に、丁寧に扱われているとすぐにわかるものでした。
「どのような想いでつくられたものか」というのは、不思議ですが、しっかりと人に伝わるものですよね。
今回はディスプレイ棚にも使えるマグネットチャームとして、サクラの木とイチイの木をベースに製作をお願いしました。
タグの裏面には樹種や天然石の種類が刻印されていました。
プレゼントを受け取った姉妹も、fugueさんの丹精と細やかなお心遣いを感じ取っていたように思います。
fugueさん、素敵なチャームをありがとうございました。(fugueさんHP → https://www.fugue-acc.com/)
これから間仕切りにどのようにものが納まっていくのか楽しみです。
姉妹の成長を末永く支えられる間仕切りになってくれればと願っています。