– from Staff Y.Takahashi –
最近春の陽気が感じられるようになってきており、北海道でもやっと、青空に桜色が色付く季節となってまいりました。
新年度がスタートし、新しい環境に身を置き、慣れない生活をしている方々が少なくはないと思います。
約3年前、娘の出産予定日の2ヶ月前まで担任をしていた当時の子どもたちは、この春中学生になりました。
3月には卒業式を終え、制服や袴を身に纏った晴れ姿を保護者と一緒に見せにきてくれた子たちもいました。
「総合的な学習の時間をきっかけに、建築家になりたいという夢ができ、卒業文集で決意表明を書いた子がいる」という話も教えてくれました。
嬉しい気持ちと同時にとても感慨深く、このような気持ちにさせてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
新しい環境に慣れることは、そう簡単なことではありません。
場所も人間関係も、全てと言っていいほど変化する場合もあります。
柔軟に変化に対応することを簡単にできる人もいれば、そうでない人もいます。
こういう時期は、些細なことにもいつもより気を遣ってしまい、人と比較したり、自分を肯定できなくなってしまったりしてしまう、不安定な時期です。
5月病と言われる所以かと感じますが、どんな自分も受け入れるところからスタートして、環境に慣れていってほしいと思います。
かつて、「2分の1成人式」で子どもたちに送った言葉があります。
改めて、新中学生になった教え子たち、このホームページを見て下さる全ての方々への応援メッセージです。
君たちの生きてきた12年間は、どんな日々でしたか。
これからの自分の未来について、考えたことはありますか。
本当の夢にいつ出会えるかは、人それぞれ。
自分は何のために生きるのか、気づく時期も人それぞれ。
自分にしか生きられない人生を、みつけてほしい、歩んでほしい。
未来を輝かせるには、自分次第。
悩む必要はない、焦る必要もない。
未来は何色にでも輝く。
一生懸命生きることで、未来は自分色に輝くから。
無数の蕾を付け、椿が一輪咲き始めました。
今までと、これから経験していく興味関心の蕾を大切に育て、自分色に花を咲かせてほしいと願っております。