– from Staff Y.Takahashi –

コロナ禍の中、二度目の夏を迎えました。

 

室蘭では七月後半から急に気温が上がり、八月上旬までの間、今までにないくらい暑い日が続いていました。

その間、我が家では連日前庭やテラスにプールを出して涼を愉しみました。

3歳の娘は水鉄砲や水風船を初めて体験し、「おうちで過ごす夏」を満喫していました。

 

前庭で咲く薔薇は、気温が上がると同時に満開になり、それぞれの個性をしっかりと主張して咲き誇ってくれています。

1年前に購入した 「シャルル・ド・ゴール」という薔薇は、購入当初は少し病気にかかっていた状態でした。

根を洗い、土壌改良をし、害虫駆除を行い丁寧に育ててきた結果、1年後の今年は立派に蕾をつけるまで成長してくれました。

とても綺麗な紫色をしており、シャンパンにも似た品のある香りを放ちます。

薔薇の種類によって放つ香りが全く異なることを、育ててみて初めて知りました。

これからもたくさんの日光と水を浴び、大きく成長していって欲しいと思っています。

 

庭の手入れを子どもと一緒に行なう経験は、こんな綺麗な花に出会えることも含めて、心の栄養になります。

植物を大切にしている親を見て育つと、子どもは家以外の場所でも本能的に自然を大切にしようと思うようです。

自然との直接的でリアルな体験は、デジタルに溢れた現代ではますます価値が上がっていくと思います。

 

薔薇も子どももまだまだ夏を満喫したいようですが、コロナが収束する気配のないまま、盛夏は終わりを迎えそうです。

「ウイルスをもらわず、周囲の人々にうつさないための行動をすること」や、「コロナ禍の中で人生を愉しむこと」は、自分の想像力とプラス思考を試されているような気がします。

「コロナが無かったら○○ができるのに…」という状況は、同時に「コロナがあることで○○のかわりに△△をするきっかけができた」という状況でもあります。

みなさまにとっても、ポジティブで素敵な夏の思い出に満ちた今夏となりますよう願っております。