6月28日発売の Replan北海道 vol.141の巻頭特集に、「宮丘公園の介壁」が掲載されます。
巻頭特集のテーマは、「もっと楽しむ! インドア派の家 アウトドア派の家」。
例えば、キャンプをするときに「どこにテントを張ったら良いだろう」と考える時、人はその場所の自然をよく観察し、環境を読み取ろうとします。
「太陽はこちらに昇るから、陽よけはこちら向きにしよう」
「あのきれいな木が見えるようにしよう」
自然環境と自分の「居心地の良さ」との感覚的対話は「アウトドア」の最大の魅力のひとつです。
お花見で「どこにシートを敷こうかな」と考える時も同様かもしれません。
住宅をつくる時も、敷地をよく観察し、その敷地を最大限に活かせる、もっとも心地良く過ごせる住まい方を読み取って建てた方が「絶対に人生が楽しくなるはず!」といつも考えています。
「宮丘公園の介壁」は、そのような考え方がストレートに表現されている住宅です。
写真家・古瀬桂氏の写真は本当に素晴らしく、設計を始めた当初からずっと頭に描き続けていた景色や、この住宅で大切にしている主題を、明快に美しく写真にしていただきました。
撮影の時に写真をみせていただいて、ゾクッとしたのは初めての経験でした!
ライターの悦永弘美氏には、取材でお話したことを洗練させ、磨いて、伝わりやすい形にしていただいています。
「言葉でなければ伝わらないこと」と「言葉では伝わらないこと」がしっかり意図されながら共存しているような、澄んだ誌面になっているように感じました。
古瀬さん、悦永さん、Replanのスタッフの皆様、ありがとうございました。
お施主様のN様ご夫妻が、設計当初の構想に共感して「工務店と設計事務所と3者で協力して創り上げよう!」と考えてくれていたことに、改めて感謝したいと思います。
これからも「宮丘公園の介壁」と楽しい時間を積み重ねていただけたら嬉しく思います。
Replan北海道 vol.141 は、6月28日(水)に全道の書店、セイコーマート、ローソンで発売されるそうです。
ぜひご覧ください!