– from Staff Y.Takahashi –

 

新年がはじまってから、2ヶ月半が経ちました。

東京ではもう桜が見られるようになってきているそうです。

北海道は冬真っ盛り。

室蘭は昨年よりも積雪量が少なめのように思いますが…このまま春を迎えて欲しいものです。

 

さて、娘が一歳になった時から高砂の囲間ではじめたピアノ教室

生徒さんたった一人からのスタートでしたが、3年が経とうとしている現在は10人が足を運んでくれています。

娘がお腹にいる時に担任をしていた教え子もピアノ教室に来てくれていて、娘を変わらず可愛がってくれています。

 

生徒さんとは毎回色々な会話を楽しみながらレッスンをしていますが、雑談の流れから、

「本は好き、クラシック音楽も好き。」

「だけど、読書は難しい。クラシック音楽の何を選んで聴いたら良いかわからない…」

という話題が出ました。

スマホやタブレットで検索してみたことはあるようでしたが、検索する能力はあっても、多くの情報の中から結局どれを選択したらよいのかわからなくなっているようでした。

 

大学卒業から13年間過ごしてきた教育現場を思い返すと、国語や音楽の授業では、題材を楽しく学べるよう教材など工夫して授業づくりをしていました。

「知性や教養は、老朽化しない個の財産だ」と思い、子どもたちに財産を増やして欲しいと考えていたように思います。

しかし、読書やクラシック音楽については、取り立てて深く伝えていなかったことに気づかされました。

 

「言葉」と「音楽」は、互いに関係している部分がたくさんあります。

教え子からの相談をきっかけに、

元教員の視点、

子育てする親の視点、

読書と音楽の愛好家としての視点など、

様々な角度からお勧めの「本と音楽」を紹介していこうと思います。

 

今月の「本と音楽」

今日は「魚座新月」という日のようなので…

「おつきさまこんばんは」「Good Evening Mr. Moon」

この絵本を読む前の導入曲には、

フランス民謡の「月のひかり

シューマン作曲の「トロイメライ

がお勧めです。

「せとうちたいこさん デパートいきタイ」

もう一冊、魚座新月ということで、魚が主人公のお話です。

大人も面白おかしく読むことのできる絵本です。

 

最後に…

ピアノを大好きになるきっかけとなった、ピアニストで指揮者のVladimir Ashkenazy (ヴラディーミル・アシュケナージ)

どんな作曲家の楽曲も心にすーっと入ってくる音色で、いつまでもじーんと心で鳴り響く演奏をするアシュケナージ氏は、私にとって神様のような存在です。

ショパンの曲を元にグラズノフが交響曲として作曲している組曲「ショピニアーナ」

ショパンの原曲はもちろん大変に美しいのですが、グラズノフのオーケストラバージョンは荘厳で、音の重なりが素晴らしく、こちらもまたとても美しい曲です。

 

月が魚座の位置で新月となる今宵、興味のある方はぜひお聴きになってみて下さい。

素敵な一冊、感動する一曲に出逢えますように。