Thinking
2024年 今年もよろしくお願いいたします
2024年1月1日 Thinking
昨年もたくさんの方々に支えられ、また新たな出会いにも恵まれながら、走りきることができました。 お世話になったみなさま、ありがとうございました。 今年も、それぞれのプロジェクトで皆さんと協力しながら、ウェルビーイングな1年を送れるように頑張りたいと思います。 よろしくお願いいたします。
かつて体感したことのないくらいの上昇の中で
2023年10月9日 Thinking
かつて体感したことのないくらいに、気温と建設コストが上昇した夏でした。 日々の生活のベースとなる住宅や職場の環境は、人生の幸福感や豊かさに直結していますが、物価上昇で新築や住環境・職場環境の改善を控える傾向が増えているようです。 でも、このような状況こそ実は私たち設計事務所としては腕が鳴るところで、「何か役に立てることがあるはず」と強く思うところです。 予算が潤沢にある人だけ、大都市圏に住む人々だけが設計事務所を使っているのではなく、「予算内でより良い空間を」とお考えの方であれば誰でも設計事務所と一緒に計画を進めるのが最適だと思います。 住宅も含めて、都市により良い建築空間が増えることは、都市が豊かになることにつながっています。 昨今の状況を考える度にますます、一人でも多くの人に質の高い、自然とともに暮らす生活空間の素晴らしさを感じてほしいと強く思います。
カタチに残るもの、カタチのないもの
2022年12月31日 Thinking
今月上旬に突然届いた一通の手紙。 一生懸命に生み出した「カタチのないもの」は、いつか誰かに伝わって残っていくもので、それにこそ価値があるのだと再認識させられる出来事がありました。
適度に手を加えること
2021年9月14日 Thinking
自然に手を加え、自然環境にもクライアントの将来にも影響を与える仕事だからこそ、敷地調査と打ち合わせは建築設計になくてはならない要素です。 先日、移動中に見かけた羊蹄山や、打ち合わせで訪れた室蘭工業大学『One Roof』の藤の木を見て、適度に手が加えられた自然の美しさを改めて感じました。 この「適度に」というのは、非常に曖昧で、個人差がとても大きく出るところです。 「独り善がりにならず、自然環境に対して謙虚に設計するようにしなさい」と、羊蹄山や藤の木から言われているように感じる晩夏でした。
宮丘公園の家 – 地域性について考える
2021年2月1日 Thinking
深い雪の中、「宮丘公園の家」の建設が急ピッチで進められています。 「宮丘公園の家」は、広く言えば「建築の地域性」「住宅の地域性」について考えた住宅です。 昔のように「建築(住宅)」と「土地(風土)」と「人間の生活・生業」が密接な関係性を持たなくても暮らせるようになった現在。 人間の生活との関係に頼らない、「建築」と「土地」の強固な関係を目指して設計した住宅です。